PAIKAJI公式HPリニューアルキャンペーン開催中!
PAIKAJI公式H…
Pitti Immagine Uomo 89 テーマ「PITTI GENERATION(S)」「今日の流行とスタイルにおいてさまざまな世代の「共存」がテーマです。新しいスタイルと新しい「生活様式」の幕明けです。」
PITTI GENERATION(S)がテーマということで、ディスプレイもあらゆる世代の新旧を融合させたアートで飾られていました。このディスプレイもただの写真や絵画ではなく、人の目が瞬きをしたり写真をめくると違う人物が描かれていたりと本当に様々なジェネレーションが楽しめるものになっています。
PAIKAJI2016 AUTUMN & WINTER「RYUKYU TRADITIONAL」
注目のブランドが集まるFuturo Maschile(フトゥーロ マスキーレ)にてブースを構えた今回は琉球藍染めや本絣(ほんかすり)など、沖縄の伝統工芸をファッションと融合させた、RYUKYU TRADITIONAL(琉球トラディショナル)をテーマに、PAIKAJIがもっとも得意とするアロハシャツをメインとしたラインナップを用意した。
中でもひときわ目を惹いたのが、本絣を使ったシャツだ。琉球藍で染められた上質のシルクを手機で織り上げた逸品だ。シルクの光沢と品のある佇まい、決してきらびやかではないが、品質の良さを醸し出す。そんな芸術的な本絣を使用したホリゾンタルシャツは、本絣独特の模様織りだけでなく、シャツのスタイルも含めて好評だった。言葉で説明せずとも、良い物づくりには普遍的な価値があり、その評価は世界共通であるのだと実感した。
昨年発表したPAIKAJIBLUEも好評だった、チェック柄とボタニカルデザイン、一見相反するデザインを絶妙なバランスで組み合わせたパッチワークシャツを琉球藍染でオーバーダイしたシリーズは、リゾートスタイルの新たな可能性への挑戦だ
リゾートの世界観をフォトコラージュで表現したテキスタイルや、過去アーカイブデザインから厳選した素材を使用したアロハシャツコレクションも好評だ
中でも、リネン素材を使用したアイテムに注目が集まり、ブースに立ち寄られたゲストのほとんどが手に取って素材感を確かめていた。展示会期間中「PAIKAJIのプリントデザインをみるのが毎回楽しみだ。」と言う声もちらほら耳にする事が出来た。
国内外の展示会を問わず、このような声が聴けるのは大変光栄な事である。
ドレスシャツは卓越した縫製技術で定評のあるリオ・ビアンコ社(本社福島)で生産したものだけに、針目の細かさ、正確な柄合わせ、衿の縫製の丁寧さなどを細かくチェックし、「日本でこんなシャツが縫えるなんて信じられない」と驚くゲストもいた。PAIKAJIの縫製力の高さをアピールする事によって、日本の縫製力の高さを海外に訴求する事が多少なりともできたのではないかと思う。
今回の展示では、PAIKAJIBLUEでの新たな可能性として試みた伝統工芸とのコラボレーションを通し沖縄の文化を海外の方々へ伝える事ができ、またそれら伝統工芸や技術は、国や言語を超えても、しっかりと伝わると言う事を再認識できた貴重な機会でした。
Pitti番外編
10TH Jan フィレンツェ到着
今回で5度目となるPITTI出展。到着するのはいつも夜のフィレンツェ空港。毎回感じる心地よい緊張。
飛行機からターミナルに入る前に見上げた空港ビルを写してみる。今回はちょっと気持ちに余裕があるのかな?
バゲージクレームから荷物を取るとそのまま出口に。あれ?入国手続きは?そういえば今まで入国手続きなどしたことがなかった。そんなことにも気づかなかった今までは、やはり緊張していたのかもしれない。
明日はブースのセッティング。さてお願いしていた通りにブースが出来上がっているか?そんなことを考えながらホテルに向かうタクシーに乗り込みました。
11th Jan. セッティング
PITTI IMMAGINE UOMOの会場となるFORTEZZA DA BASSOへはホテルから徒歩で約15分の道のり。サンプルの入った大きなスーツケースを2個引いて石畳の上を歩くのは正直しんどい。サンプルは毎回日本から手持ちで臨む。大事な展示会に届かなかったら…そんな心配をし、念の為の策だ。しかし、起きるときには起こるのです。2回目の出展の際、手荷物で預けたスーツケースが1つ出てこない。その中にはサンプルが(汗)結局3日後に到着したものの、展示会も残すところあと1日。半分のサンプルでなんとか場を作ったという笑えないエピソードもありました。
セッティング当日、来るのが少し早かったのかな? 会場はまだ完全ではなく「明日本番だよね?」と疑りたくなる光景。屋外のスペースに独自の建物を構えるブランドのブースは壁に板を並べてくぎを打ち込んでいる人が居たり、道端には資材や工具があちらこちらに散在してます。ところが、本番には見違えて「歴史」と「ファッション」が融合した異空間がひろがります。PAIKAJIブースはどうかな?これはOK。これも良い感じ。あれ?これが違うあれが違う。こんなつもりじゃなかったんだけど。コーディネーターを通じていろいろ手直しをお願いし、直せるものもあれば諦めなければいけない箇所も多々あり。なんとかブースも完成しいよいよ本番です。