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以前のメルマガで紹介したKARACHO x PAIKAJIプレミアムシャツ。
唐紙、って近年目にすることが少なくなった。知らない人も多いらしい。
二条城や桂離宮など京都の古き伝統の建物、そして高級料亭などにある「THE 日本」という雰囲気の、あの襖の紙だよ、といえば「あ、あれ!」と思い出す人も多いかもしれない。
しかし唐紙とはこんなに軽々しく言えないほどに実は非常に歴史も古く趣がある紙。老舗唐紙の唐長を知れば、その魅力に虜になること間違いなしだ!
ちょっと歴史の話。
そもそも唐紙は唐(中国)から平安時代に伝わった紙。そこには美しい文様が擦り込まれていた。文様が彫り込まれた板木(はんぎ)に雲母という鉱物の微粉末と泥絵の具を混ぜた絵具を使い、和紙に手で写し取った紙だ。
江戸時代になると光の移ろいを受けてきらめく文様は、室内装飾、いわゆるインテリアに使われ始めた。その頃、京都には13人の唐紙師が士族や貴族、成功した商人の発注を受けて唐紙を作っていて、その中の1人が唐紙屋長右衛門、通称「唐長」、唐長の初代だ。
唐長が江戸時代から守り続けている板木はおよそ650枚。
千年前から何一つ変わらぬ技法で唐紙を作り続けている唯一の唐紙師「唐長」というわけ。
(光を受けて色合いもきらめきも変わる唐紙)
KARACHO x PAIKAJIのコラボシャツは伝統と現代、そして未来を継ぐ、同時に「京都」と「沖縄」を継ぐ「旅」を体現するシャツ。このプレミアのシャツの地色は琉球藍の深い藍。そこに江戸時代から唐長が守り続けてきた文様の1つ、「角つなぎ」を使った。
「角つなぎ」の板木をよく見ると、ところどころ擦れて板木が欠けたりした部分があることに気づく。一体、何人の職人がこの板木に手を添え、和紙の上から手で擦り、文様を写し取ったことか・・・。
これそこまさに唐長400 年の歴史の証だ。
PAIKAJIは唐長の協力を得てこの板木を型に起こし、「欠け」をあえてシャツに落とし込んだ。シャツをじっくり見てもらえば江戸時代からの職人の思いや空気も感じられる、というものだ。